さよならヒーロー | |
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監督 | イシグロキョウヘイ |
脚本 | 吉岡たかを |
前回 | 心重ねる |
次回 | 手と手 |
公生の演奏を聞いてもう一度、舞台に立ちたいと思ったかをりは危険な手術を決意する。医者から手術は成功する保証はなく、しかも成功したとしてもヴァイオリンが弾けるようになれるとは限らないと言われるがかをりは決意をしリハビリをはげんだ。
公生は受験合格のためコンクール上位入賞という成績が必要で、そのコンクールに向けてピアノの練習に励んでいた。椿はそんな練習ばかりの公生の様子にやきもきするが柏木に音楽に嫉妬するなと言われ差し入れを持って行くことにする。公生はまさに寝食を忘れて練習に打ち込んでいたところでピアノの脇で寝てしまっていた。椿は公生とのひと時を楽しみ公生の伸び放題の髪を切ってあげることにした。
コンサート予選が始まり皆が緊張する中、公生はお気に入りの卵サンドを食べていた。そこに現れる絵見と武士。酷く緊張していた武士はふたりと話すことでその緊張が解け、コンディションを上げて舞台に臨む。そして、いざ演奏すると一皮むけた演奏に武士を知る人たちは驚く。楽譜の解釈に忠実に弾くその演奏は観客を引き込み、拍手喝采を得たのだった。